おしゃれな渡り鳥

作品名(ヨミ)オシャレナワタリドリ
作品名(総称)おしゃれな渡り鳥
作家中村晋也 ナカムラシンヤ
制作年(西暦)1978
材質・形状・技法ブロンズ
形状(縦・高さ)cm124.0
形状(横)cm44.8
形状(奥行き)cm35.3
形状(その他)W42 D33
美術館分類コードS-137-002
作品解説「おしゃれな渡り鳥」は1978年(昭和53年)の日展評議員・会員選抜展の出品作。中村彫刻によく形容される「愛と詩情」にぴったりの作品といえよう。「人間を奏でる詩をつくりたい」という、作家の内なる人間賛歌の叫びが、氏の感性の中で静かに醸成され、ぬくもりに満ちた少女像となっている。洗練されたテクニックと、詩想豊かなフォルムで見せる中村彫刻の代表作の一つと言えよう。

「彫刻は詩でなくてはならない」と、彫刻の詩情を重視する中村晋也は1980年前後を中心に子どもをモチーフにした作品をしばしば手がけました。1981年の第13回日展の会員賞受賞作〈星の祈り〉も子どもを表した夢に溢れた作品でした。
 本作品は、井上靖の小説「海峡」の一場面から想を得ています。「主人公が北へ帰る渡り鳥(アカエリヒレアシシギ)を求めて、下北半島に入った時、まさにその鳴き声を聞く」という美しい情景をもとに自らのイメージの世界を創り、「山中から海へたどる道でこんな女の子と出会った気分になった」といいます。透明感のある美しい世界を垣間見ることのできる作品です。

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