裸婦座像
| 作品名(ヨミ) | ラフザゾウ |
|---|---|
| 作品名(総称) | 裸婦座像 |
| 作家 | 安藤照 アンドウテル |
| 制作年(西暦) | 1942 |
| 材質・形状・技法 | ブロンズ |
| 形状(縦・高さ)cm | 66.2 |
| 形状(横)cm | 30.1 |
| 形状(奥行き)cm | 45.2 |
| 美術館分類コード | S-013-008 |
| 作品解説 | 存在感あふれる作品である。モデルのうちに秘められた力と、マチェールの量感を見事に均衡させている。ボリュームの力強さと優雅さを表現しながら、若々しい胸、おおらかな腰をなめらかな線により、女性のふくよかさをうまく構成している。彫刻を「量のかたまり」として訴えつづけた安藤は、無駄を省き、単純化することで量の把握を見いだしたのである。初期の作品は写実的だったが、次第に量感の表現に心を傾けている。ヨーロッパでマイヨールの作品を見て、強くひかれたと帰国後にいつも話していた。 安藤の帝展出品作品は数点の頭像・胸像と「日本犬ハチ」を除けばすべて裸婦像です。しかもコスチュームを使って趣向をつけようとしたものは全くといっていいほどなく、裸婦のみの表現が主流です。細部を省略して人体の豊かな量感を表現しようとする安藤にはコスチュームは邪魔だったのかもしれません。 この裸婦は後半期の作で、人体を巧みに豊かな量で包みこんでいくような表現がなされています。うずくまった裸婦は細部を省略され、シャープな稜線は和らげられ、両大腿部と上腕部は心地よい曲線を描き、組んだ腕が緊張感を保ちます。 抽象的なフォルムが美しく、マイヨールの作品を彷彿とさせる、量感豊かな安藤の主張の感じられる裸婦像です。 |