紙塑の動物玩具(2) 鹿・ラクダ

コレクション分類世界の民族玩具
都道府県 or 国名インド共和国
製作地ビハール州
地域アジア
材料紙・藁
製作年代1990年代
寸法(㎜)鹿
112×120×57
駱駝
163×120×54
資料解説ビハール州マドゥバニでは三千年に亘って、女性たちの間で独特の様式を持つ壁画「ミティラー画」が伝承されてきた。ミティラー画の題材は、神話、太陽、月など宗教や自然に関連したものが多く、余白を花々や動物、幾何学模様で埋め尽くすのが伝統的な様式。1960年代より、壁画を紙に描くことが行われ始め、20世紀末には、玩具などの立体にもミティラー画のモチーフが応用されるようになった。本品は水に浸して柔らかくした紙を絞り、藁などと混ぜて粘土状にしたものを手ひねりで造形する。埋め尽くしのミティラー画とは異なるが、描線や彩色にその特徴がよく表われている。当館は、本品のほか、ガネーシャ神、大小の象、牛などを所蔵している。

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