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ままごとのクスクス鍋
コレクション分類 | 世界の民族玩具 |
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都道府県 or 国名 | チュニジア |
地域 | 中近東・アフリカ |
材料 | 銅 |
製作年代 | 1990年代 |
寸法(㎜) | 全体 H 130 mm |
資料解説 | チュニジア伝統の料理を作る鍋を模したままごと道具。「クスクス鍋」は、下段の深鍋で野菜や肉を煮込み、その上にセットした鍋でクスクス(デュラム小麦の粗挽粉から作る粒状のパスタ)を蒸す調理具。クスクスを蒸す上段の鍋の底にはいくつもの穴が開いており、下部から煮込み料理の蒸気が上がってくる仕組み。銅製であるため熱効率がよく、水が貴重な砂漠の国ならではの知恵と工夫が詰まった調理具である。銅細工の職人が銅板を叩いて成形するもので、かつて、銅製の調理具一式は嫁入り道具として欠かせなかったという。本品は伝統的なクスクス鍋の形を伝えている。 |