バッチャン焼きの茶器セット
コレクション分類 | 世界の民族玩具 |
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都道府県 or 国名 | ベトナム |
製作地 | バッチャン |
地域 | アジア |
材料 | 陶器 |
製作年代 | 1990年代 |
寸法(㎜) | 急須(持ち手込) H 78mm |
資料解説 | ハノイ市街から南東、紅河沿いに開けたバッチャン村は、煉瓦造りが盛んな地であったが、15世紀初頭、中国明朝の支配を受けたことで、景徳鎮窯等の影響のもと、陶磁器生産が始まったとされる。バッチャン焼の器には赤や藍、緑の流麗な線で、竹や菊、蓮などの植物、また金魚や蜻蛉などの生き物が絵付けされる。この小さな茶器セットでは蜻蛉の赤絵が印象的。農耕を生業とする北ベトナムにおいて、田の益虫でもある蜻蛉は豊かさと幸福を象徴する昆虫である。丁寧に作り作陶された茶器は、小さな子どもの手のサイズだが、本物の蓮茶などを楽しむこともできる。 |