漁村の風景

資料番号01030a0183
大分類絵画
中分類西洋画
小分類西洋画Ⅰ
作者名柳瀬正夢(1900~1945)
制作年(和暦)大正8年
制作年(西暦)1919
員数1枚
材質キャンバス 油彩
解説河上肇の日記(昭和13年6月12日)に、柳瀬正夢自筆の油彩風景画をもらいうけるとの記述 あり。
河上左京あての書簡(昭和13年6月27日)に、柳瀬正夢より油絵の風景を送ってきたとの記述あり。

左下にフランス語で署名あり
  

柳瀬正夢(1900~1945)
ヤナセマサム

柳瀬正夢(1900~1945)は、愛媛県松山市出身の洋画家である。明治33(1900)年に生まれる。明治44(1911)年に北九州門司に移り、大正3(1914)年に上京し、水木伸一や村山槐多と交遊、日本美術院研究所や日本水彩画会研究所で学んだ。翌大正4(1915)年に「河と降る光と」が第2回院展洋画部で入選する。大正10(1921)年には雑誌『種蒔く人』の同人となったほか、未来派美術協会やマヴォなど前衛美術運動に参加、次第に社会的意志に根差したリアリズムを目指してプロレタリア美術に向かい、政治漫画や風刺画を多く描いた。
昭和7(1932)年に治安維持法違反で検挙され、翌年まで収監された。出獄後も油絵や漫画を描いた。昭和20(1945)年5月25日、東京の新宿駅で空襲にあい、焼夷弾の破片に直撃して爆死した。

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