カンバン

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カンバン

テーマ名カンバン
分類1民俗
分類2生産・生業
解説カンバンとは、大漁祝いの祝宴(しゅくえん)にて、網元(あみもと)から船員に祝儀(しゅうぎ)として贈られる着物のことです。
背型(せがた、背中の模様)に屋号と鶴(つる)の絵柄が入り、両袖には「大漁」の文字、腰型(こしがた、裾の模様)には網にかかる鯛(たい)や亀(かめ)など縁起の良い生き物が描かれています。また、どこの漁船の所属かを示すために、漁船の名前などがカンバンの前身頃(まえみごろ、カンバンの前面)に記載されています。
カンバンという呼称は、牡鹿半島沿岸でよく使われる言葉で、他の地域ではマイワイ(大漁祝いの祝宴を「万祝」と呼ぶことから)と呼ばれています。
また、カンバンの両袖に「大漁」と大きく文字を染め抜くのは東北地方特有の風習で他の地域では見られません。デザインに地域色が出てくるのが、カンバン(マイワイ)の特徴です。
カンバンの材質は木綿(もめん)が一般的ですが、中に綿を詰めて冬場用として使用する丹前(たんぜん)仕立てのカンバンや、絹でできた豪華なカンバンもあります。
昭和30年代から、カンバンの代わりに家電や時計などの高級品が祝儀として贈られるようになり、カンバンは次第に姿を消していきました。
制作年代・時期近世~近現代
課題1カンバンを調べてみよう
課題2他の地域のカンバンと石巻のカンバンを比べてみよう
課題3石巻の漁業を調べてみよう

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