艜船模型(1/50)

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江戸時代の船(艜船・千石船)

テーマ名江戸時代の船(艜船・千石船)
分類1歴史
分類2近世
解説江戸時代初期の仙台藩による北上川改修工事によって、石巻から盛岡までの間を船で行き来できるようになりました。
その際に使っていたのが艜船(ひらたぶね)です。艜船は、底の浅い北上川を行き来するための小型船で、年貢米や炭、茶や陶磁器など産物や日用品を運びました。艜船は風を受けて走る船のため、中継地点の黒沢尻(現在の岩手県北上市)から石巻まで3日で北上川を進みますが、石巻から黒沢尻まで上る時は10日程度かかりました。なお、黒沢尻(現在の岩手県北上市)で、積み荷は艜船からより小型の小繰船に乗せ替えます。
石巻で集められた品物は、太平洋を渡る千石船に積み込まれて、仙台や江戸に向かいます。千石船は、底の深い大型の船で、約1000石の米俵を積むことができることにその名を由来します。石巻から仙台や江戸に年貢米を運ぶほか、蝦夷地(北海道)から昆布や五十集物(いさばもの、鮭など海産物)を石巻に運ぶためにも使用されました。
制作年代・時期江戸時代
課題1艜船と千石船の模型を見比べて違いを探ってみよう

調べ方:石巻市博物館の常設展示室を見学する。
課題2艜船や千石船で運んでいた荷物を調べてみよう

調べ方:石巻市博物館の常設展示室を見学する。『石巻の歴史 第二巻 通史編(下の1)』などを読む。
課題3北上川沿岸の博物館を見学し、北上川の舟運を学ぼう

調べ方:東北歴史博物館や北上市立博物館などを見学する。

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