/2

イッサンサン

大分類民俗
所在地伊仙町全域・徳之島全域
公開解説聞き取り場所 伊仙町犬田布集落

 イッサンサンは、旧暦の8月15日の前の申の日に行われる祭。犬田布では上組、中組、下組に分かれ、それぞれの組で回る。
 上組は、犬田布集落の上の方にある「イッサンサンの碑」に集落の住民が集合する。昔は、子どもが中心になって回っていたが、子どもの数が少なくなってきたため、大人も一緒に回るようになった。イッサンボ(かかし)を豊作の神に見立てて、石碑に一礼させた後歌い踊り、それから各家々を回り、唄を歌う。唄の歌詞は、門口、家の庭、家を出る時で決まっている。(唄の歌詞は次ページに記載)家の庭で歌うときは、家人が用意したお酒をイッサンボを持った人が一口飲み、残りをイッサンボの頭部にかける。その後、持ってきたティルに家人がカシャモチやお菓子、落花生やお酒などを入れる。家を出るときには、お礼の唄を歌って次の家へ向かう。集落の各家を一周してスタート地点のイッサンサンの碑へ戻ってきたら、石碑の前に各家々でもらってきたお供え物を供え、イッサンボーに一礼をさせ歌い踊る。各家々でもらったお供え物は、石碑の前でみんなで分ける。
※イッサンボは、米作りをしていた頃には藁を使って作成していたが、現在は米作りをしているところがないため、藁を入手するのに苦労しており、数年に一回作り替えている。昔のイッサンボーは全て藁で作っていたため重たく、小さめに作られていた。現在は、綿や発泡スチロールなどで詰め物をして軽めに作られているため、昔のものより少し大きめにできている。
公開解説引用文化遺産を活かした地域活性化事業報告書

PageTop