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八月踊り

大分類民俗
所在地伊仙町全域・徳之島全域
公開解説聞き取り場所 伊仙町目手久・八幡神社

 八月踊りは、盆や十五夜などの行事に集落の人が集まった際に行われる。
 現在、目手久集落の八月踊りは、町指定の重要無形文化財となっている。
 男女が円になってチジン(太鼓)のリズムに合わせて唄を掛け合いながら、手踊りをする。踊りは、ゆったりしたテンポで始まり、だんだんと早くなっていくのが特徴である。
 昭和53年に編纂された「伊仙町誌」には、喜念集落の七月踊りが、昭和63年に編纂された「徳之島の七月踊り歌」には、徳之島町の七月踊り、八月踊りについて詳しく記載されている。
 また、平成14年編纂の「南島雑話の世界」によると、「八月踊りは、最初にミヤ(集落の広場)でたいまつをたき、男女集団が歌い、踊る。その後、ヤーマワリ(家回り)といって三日三晩、家々を踊り清める。本土の盆踊りに似ているが、やぐらを設けることはなく、男女がそれぞれ集団で歌を掛け合い、神を招くような所作で踊るのが特徴だ。」と記載されている。
公開解説引用伊仙町誌P642/徳之島の七月踊り歌/南島雑話の世界/徳之島事情復刻版
文化遺産を活かした地域活性化事業報告書

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