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石敢當

大分類建築物・工作物
所在地全域
公開解説中国においては、古くからT字路や四差路は百鬼の横行する場所と考えられ、魔除けなどとしての石敢當が設置されることが多かった。しかし、その起源については確証はなく、中国の唐時代に作られた「石敢當」の石碑が見つかっていることから、中国においては八世紀後半に、石敢當を立てる風習が広がり、福建省を経て、琉球や東南アジア諸国に伝来したと考えられている。伊仙町において行なった石敢當の把握調査では、表記も「石當散」「散石當」など様々でT字路以外にも置いていたりと、意味があいまいで、形だけが伝わっている傾向が見受けられる。また、材質なども石灰岩でつくられたものや、山川石でつくられたもの、近年では御影石で作成されているものが多く、突き当たりにあたる家の住人や近所の方々が設置した例が確認されている。このように、いろいろな種類や形のものが伊仙町全域に分布しています。

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