くるだんど節

大分類芸能・娯楽
公開解説一、ハレー くるだんど
ヤーハレ うとてィぬたかさや
うとてィぬたかさや
(ソラヨイヨイ)
くるだんどぐゎ ヨーイ
ヨーハレ うとてィぬたかさや
うとてィぬたかさや くるだんどぐゎ
(ウトティヌタカサヤ ウトティヌタカサヤ クルダンド

ニ、ハレー あさばなぐゎ
ヤーハレ うとてィぬやすさや
うとィぬやすさや あさばなぐゎヨーイ
(ソラヨイヨイ)
ヨーハレ うとィぬやすさや
うとてィぬやすさや あさばなぐゎ

三、おしまみりんが
とぅくぬしまぬけぃどきなむらいじ おしまみりんが
あめィぬくるでぃ
おしまやきうち ゆわんだけちじなんや あめィぬくでィ
おしまやきうちゆわんだけィちじなんや あめィぬふりゅり

四、なりよなすび
はなぬさきゅんかずぃ ひとえだのこさず なりよなすび
きむにすゥめる
おやのゆしごと ひとことのこさずきむにそめる

くるだんど節(共通語訳)
一、くるだんど 歌って難しいのは 歌って難しいのは くるだんど
歌って難しいのは 歌って難しいのは くるだんど
あさばな 歌いやすさは 歌いやすさは あさばな
歌いやすさは 歌いやすさは あさばな

ニ、花が咲いている三京山のサク(谷)に
千年この方見たことがない花が咲いている
植えなおして咲かそう
年明けの2、3月頃
私の庭に植えなおして 花を咲かそう

三、大島本島を見に
徳之島の花時名村(地名)に行って 大島を眺めましょう
雨模様になっている
大島の焼内(地名)の湯湾岳の頂上は 雨模様になっている
大島の焼内の湯湾岳の頂上は雨が降り出した

四、たくさんなりなさいよ、なすび。
花の咲く数だけ一枝も残さず なりなさいよ、なすび。
肝に染めよ。
親が教えることは、一言も残さず肝に染めなさいよ。
【曲目解説】
いろいろな説があって、よくいわれているのは、この唄はもとは雨乞いの唄で、空が黒ずんできたという意味というもの。「くるだんど」とは空が黒ずんで雨模様になり、地主は喜んでも小作は反対に悲観する(赤崎盛林著140頁)、又はイギリス、オランダ船が木炭をたいた煙が黒く空を覆ったので「くるだんど」という説があるがはっきりは分からなくなっている。この唄では雨曇りの歌詞で唄われている。2番は三京の若い美人を花に例えて、3番では大島本島を眺めに花時名の頂まで行き、4番は作物の豊作を願い、親の大切さを唄われています。
公開解説引用文化遺産を活かした地域活性化事業報告書

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