息子とかまきり

大分類伝承
公開解説 一人息子が母親に餅を作ってもらい、妻をもらいに出かける。ある娘のいる家に泊まり、嫁の口に餅をなすり付けておいて、つぎの朝「餅箱がなくなった」と騒ぐ。娘の口に餅が付いているので、餅を盗み食べたかどで娘をもらい、テル(背負い籠)に入れて帰る。途中山道で休んでいる間に娘は酒徳利と換えられているが、それを知らずに家に帰り、「いい女をもらって来た」とテルを見ると、酒徳利が入っている。母が怒って蹴飛ばすと、息子はかまきりになった。かまきりの腰の折れているのは、このとき踏み折られたため。
公開解説引用日本昔話通観 (1980年発行 株式会社 同朋舎出版) 882 ページ 小川 学夫氏所蔵

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