【町指定】中山地域における田植え歌と踊り

大分類芸能・娯楽
所在地大島郡伊仙町中山
公開解説【町指定文化財】

(町指定文化財台帳引用文)
中山地域は住古から稲作が盛んな地域である。集落内には鎮守の森・中山神社が祀られ、そのルーツは太古からの信仰の森として地域の信仰の拠として、イビ神様や中世の集落の長(オサ)ミヤル女王が合祀され今日に至っている。同地域は稲作儀礼の始まった地域とされ、稲積城(イネツンジョウ)跡をはじめ、キネンブク・トウネイグなどの稲作関連の地名を残すほか、隣接するカムイヤキ古窯からは籾の圧痕を残す壺に考古学的な証拠が発見されている。さいわい中山地域には稲作に関し、多くの伝説を残すかたわら田植え歌(男女がかけ合い交互に歌う)と踊りが伝承され今日に至ってる。その特徴としてミノや笠など農作業の服装で真摯で素朴な伝承が細々と続いています。また南島の歌かけの内容が備わっており、南島の歌謡としても、基本的な特徴を充分に備えているところから町の文化財に指定、保護し保存することが望ましい。

所在地   伊仙町中山
指定年月日 平成8年2月28日
公開解説引用文化財指定台帳

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