【町指定】義名山の森

大分類自然物
所在地伊仙町伊仙
公開解説【町指定文化財】

(町指定文化財台帳引用文)
通称「ぎいな」で知られるこの森は、住古からの信仰の森として、伊仙地域の人たひによって崇められ森全体が信仰の対象であった。義名山の森は、国有林であると同時に伊仙地域の水源かん養保安林である。また遠い上古の時代から信仰の森として、古くは土着信仰(土俗)から現在に至るまで神域として、信仰の対象としての変せんを辿ってきた森で知られている。同地域の西北部には、古い信仰の跡と見られる岩山があり、古い祈りの跡をとどめている。明和7年禅宗、大正から昭和に神道が普及し今日に至っている。天人降臨の地と伝えられ、森内には所々に遺構や拝ん所がある。一方、国指定の文化財で知られる特定鳥類のアカヒゲ、アマミヤマギシ、オオトラツグミ等の生息繁殖地でもある。植物分布の上からも北限、種としてトウズルモドキなど16種類があり、徳之島南部の平地に位置し、林内に湧水多く、琉球石灰岩を主とする。きわめて南部要素の濃い地域として知られ、多くのシダ類と広葉樹の亜熱帯多雨林としての典型的植生が見られる地域である。

※原生自然環境保護区

所在地   伊仙町伊仙
指定年月日 昭和53年2月23日
公開解説引用文化財指定台帳

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