【町指定】検福穴八幡

大分類信仰に関わる場
所在地大島郡伊仙町検福
公開解説【町指定文化財】

(町指定文化財台帳引用文)
検福の部落から1キロメートル余り北の方にいったところに洞穴がある。入口の高さは約3メートル、幅5メートルばかり、穴の深さはほぼ200メートルの鍾乳洞で、洞内は地下水が流れ、夏でもひんやりする暗川である。100メートルばかり行くと左側に石段があってそこに鍾乳石の碑が立っている。ここが検福洞穴八幡様といわれるところで、検福およびその周辺の人々が氏神となっている。以前は石碑の前に男根を型どった花瓶があって「世の中はよきことのみと神かけて 松茸とののなりのおかしさ」と、狂歌が記されていた。昔の島詰めの役人がたわむれに奉納したものという。この神は女神なので、その役人は神の怒りにふれ、帰国の際、遭難して命ははてたと伝えられている。これを奉納するようにことづかった人の子孫も神罰をうけて、二度と参詣できなくなったという。

所在地   伊仙町検福
指定年月日 昭和53年2月23日
公開解説引用文化財指定台帳

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