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染付花図(牡丹)角形大便器
用途 | 大便器 |
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小分類 | 角形 |
産地 | 瀬戸(愛知県) |
製作 | 六代加藤紋右衛門(池紋) |
銘・商標 | 還情園池紋製 |
時代 | 明治時代後期 |
素材 | 磁器製 |
寸法 | w26.6×d49.3×h30.0cm |
解説 | 染付磁器を生産する、「池紋」こと紋右衛門窯(加藤紋右衛門)は、江戸時代から続く瀬戸(愛知県)を代表する窯元として、国内外で高い評価を得ていました。特に、六代紋右衛門(1853-1911年)は、精緻で優美な花鳥画を題材にした磁器製の花瓶や食器などをつくって盛んに輸出したほか、パリ万博や内国勧業博覧会など国内外の博覧会に出品して受賞を重ねました。また、研究開発にも積極的で、磁器土では技術的に難しい大型の製品づくりを行い、食器から装飾品まで多種多様な新しいやきもの製品を手がけました。 明治30(1897)年前後から磁器製便器の生産を始め、花瓶や食器と同等の、高度な技術とデザイン力を注ぎました。便器側面に染付で「還情園池紋製(かんじょうえんいけもんせい)」の銘を入れています。明治37(1904)年には、日本初の和風水洗大便器と洋風小便器を製作したといわれ、便器の歴史に大きな足跡を残しています。 |
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