/2

多彩婦人二人像組絵タイル

制作地イラン
時代19‐20世紀
寸法(mm)660×430
解説10 - 11 世紀、フェルドゥスィーによって詠われた、民族叙事詩「王書」に登場する英雄ロスタムの誕生にかかわる2 人の女性が描かれている。身ごもった胎児(ロスタム)が異常に大きく、苦しむ妻ルーダーベ(左)に対し、夫ザールは霊鳥に助けを求め、「彼女の腹部を切り裂き胎児を取り出し、傷口を霊鳥の羽根で撫でよ」との助言を得て、無事男児の誕生に至る。世にいう帝王切開の初めとも言われる。身重のルーダーベに寄り添うのが、母親の王妃スイーンドフト。

PageTop