目白の冬

登録番号O-342
作品名(欧文)Mejiro in Winter
作者名中村 彝 1887-1924
大きさ(cm)45.5×60.6
制作年1920
技法・材質油彩・麻布・額装
解説アトリエの裏にあった「元結い工(こう)場(ば)」を描いた作品です。元結いとは、髪を束ねるための細い緒のことです。ここでは元結いにする紙をこより状に細くのばし、糊をひいて乾かす作業の様子が描かれています。帽子をかぶり働く大人たちのそばには、子どもたちやたくさんの鶏が描かれ、あたたかな日差しも感じられます。闘病中の彝も、小康を得た冬の晴れた午前中などは、こうして窓の外の景色をスケッチすることができたといいます。

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