法然上人

登録番号J-97
作者名木村 武山 1876-1942
大きさ(cm)166.5×82.4
制作年1917
技法・材質絹本・彩色・軸装
初出展覧会等第4回再興院展
解説法然が一心に念仏を唱えていると勢(せい)至(し)菩薩が現れ、弟子たちが後でそれを法然に話すと、観音菩薩もいたのだが、と答えたそうです。法然を挟んで画面右に勢至菩薩、左には背景に溶け込むように観音菩薩が描かれています。本作品で、菩薩の装身具の繧(うん)繝(げん)彩色などに、武山の仏画研究の成果がうかがえます。繧繝彩色とは、同系色を淡いものから濃いものへ数段階に分けて塗る、装飾文様の彩色法です。

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