聖ヘレニウスの鍋

登録番号O-253
作者名金山 康喜 1926-1959
大きさ(cm)72.7×90.9
制作年1950
技法・材質油彩・麻布・額装
初出展覧会等第14回新制作派展(新作家賞)
解説金山は33年の短い生涯の中で、青を基調とした詩情溢れる静物画を多く残しました。机の上の壜や角砂糖の入ったガラス壺、ナイフ、中華鍋のような形の鍋などが、動きのある構成と青をアクセントにした色調で、やや希薄な実在感をもって描かれています。「聖ヘレニウス」が何を指すのかは明らかではありませんが、作者にとっては何の変哲もない食器に聖なる何かを感じたのかもしれません。

PageTop