普門品 雲雷鼓掣電

登録番号O-231
作者名白髪 一雄 1924-2008
大きさ(cm)194×253
制作年1980
技法・材質油彩・麻布・額装
解説白髪一雄は、天井からつり下げた紐に体を結びつけ、床に平らに置いたキャンヴァスの上を素足で滑走して作品を描きました。「雲雷鼓掣電(うんらいくせいでん)」の題名は、法華経の観音経(法華経普門品[ふもんぼん])の中の「天が轟き、稲妻が走り、ヒョウが降り、大雨が降っても、観音の救いを心から念ずれば、必ずや観音が救ってくれる」という一節からとられています。密教に興味を持ち、昭和46年に僧侶となった白髪はこの時期、仏教に因む題名の作品を多く制作しました。

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