鳩舎

登録番号O-224
作者名脇田 和 1908-2005
大きさ(cm)146×112
制作年1967
技法・材質油彩・麻布・額装
解説子どもや女性、花などを多く描いてきた脇田の作品に、鳥が頻繁に登場するようになったのは1953年ごろのことです。45歳のこの年、肋膜を患い自宅で療養していたところへ、知人の彫刻家から鳥籠に入った小鳥のマシコが届きました。毎日マシコを眺めて暮らしていた脇田は、快復すると様々な鳥を飼い始め、家族同様に暮らし、絵に描くようになったそうです。鳩舎の中の2羽の鳩と、その様子をそっと見つめる人物が、穏やかで温かみのある黄色の中に描かれています。

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