カッシス風景

登録番号O-208
作者名山口 薫 1907-1968
大きさ(cm)65.1×80.3
制作年1933
技法・材質油彩・麻布・額装
初出展覧会等第9回国画会展
解説山口薫は昭和5年に渡仏し、おもにパリを拠点に制作しながら、フランス国内をはじめ、ヨーロッパ各地を旅行して歩きました。南仏のカッシスへは、帰国の年の春に一人で訪れ、約1ヶ月間滞在しました。マルセイユから汽車で30分ほどのこの町の様子を、彼は次のように記しています。「松山と赤いすばらしい断崖に包まれたカッシスへ来た。赤い屋根の小さい港、とりどりな家の色彩は雨と風に叩かれて掘り出されたモザイックのようにさびている」

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