登録番号O-102
作者名中村 彝 1887-1924
大きさ(cm)58.8×47.7
制作年1923
技法・材質油彩・麻布・額装
解説大正12年、病重い彝は、自らの死を思うかのように、髑髏をモティーフに多くの作品を描いていました。その完成作がほぼ仕上がった9月1日、関東大震災が起こり、作品は破壊されてしまいました。その中でも無事に生き残った彝は、芸術のために生かされたのだと感じ、今度は、短い命を輝かせる花の静物を描くようになります。本作品はそうした花をテーマにした作品の一点であり、画面には何か張り詰めたような雰囲気が漂います。

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