小貝川
登録番号 | O-99 |
---|---|
作者名 | 西田 亨 1920-2015 |
大きさ(cm) | 129.3×191.5 |
制作年 | 1968 |
技法・材質 | 油彩・麻布・額装 |
初出展覧会等 | 第11回新日展 |
解説 | 画面を二つに分ける空と草原、中央に水面(みなも)を現すのは、茨城県の西域を流れる小貝川です。生い茂る草は仄(ほの)かに青く、季節のうつろいゆく気配が感じられます。一見、穏やかな川岸の景色ですが、地平線付近に目を凝らすと、彼方に二本の煙突が延びているのが見えます。本作が描かれた1968年は日本が戦後、急速な経済発展を成し遂げ、世界第二位の経済大国となった年でした。めぐる季節を繰り返し、永遠に変わらぬように見える自然の中に、移りゆく人間の営みが点景として織り込まれています。 |
寄贈者名 | 作者(1976年度寄贈) |