藤原時代(雨引観音尊藤原仏)

登録番号O-43
作者名榎戸 庄衛 1908-1994
大きさ(cm)116×89
制作年1945
技法・材質油彩・麻布・額装
初出展覧会等第1回日展
解説戦火が激しくなった1944年、榎戸は東京から郷里の岩瀬町(現・桜川市)に疎開しました。1945年7月10日から桜川市の雨引山楽法寺(雨引観音)で、秘仏の本尊が開帳されることを聞き、住職の許可を得て入山しました。1ヶ月ほど寺に籠り、毎朝五時に読経、沖縄戦への鎮魂の意を込めて等身大の本尊を描きあげたといいます。8月15日、榎戸は郷里で終戦を迎えました。画面の右下に「終戦際庄衛謹寫之(終戦に際し庄衛之(これ)を謹写(きんしゃ)す)」と記されています。

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