出土

登録番号O-34
作者名榎戸 庄衛 1908-1994
大きさ(cm)33×74
制作年1958
技法・材質油彩・麻布・額装
解説榎戸は戦後、埴輪をモティーフとした作品制作に没頭します。疎開先の畑の片隅から、古代の土器が出土したと述懐しており、実際に榎戸がアトリエで埴輪と弥生式土器を並べてスケッチする写真が残っています。雑誌『アトリエ』(1954年5月)には「埴輪と壺の組合せと抽象化の実例」と題し、即物的なスケッチ、そこからデフォルメを加え、抽象化を進めたスケッチ、さらにS字曲線や円の単純な形態に還元したスケッチの三段階に分けて、埴輪が次第にキュビスム風の抽象形態に変化していく過程を掲載しています。

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