霞ケ浦航空隊行幸

登録番号O-11
作者名石井 柏亭 1882-1958
大きさ(cm)112×212
制作年1943
技法・材質油彩・麻布・額装
解説1942年7月13日、霞ヶ浦海軍航空隊飛行場での昭和天皇行幸の様子を記録したものです。菊の御紋入りの玉座の前に立つ昭和天皇は、白い海軍服を身に付け、日本軍の元帥として描かれています。報道によると、一同が見上げる視線の先には、訓練する数多くの戦闘機が編隊を組んでいたといいます。空と芝生の眩(まぶ)しい青さと対比するように、航空隊員の白い隊列が、地平線に沿って永遠に伸びていくかのように描かれています。誰も声を発しない、直立不動の姿。静寂の中、航空機の音だけが響くようです。

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