鴻雁北

登録番号J-616
作品名(よみ)こうがんきたす
作品名(欧文)Wild Geese Head North
作者名谷 善徳 1968-
大きさ(cm)219×174
制作年2018
技法・材質紙本・彩色・額装
初出展覧会等第103回再興院展(第24回天心記念茨城賞)
解説作者は山形の風景を多く描いています。本作では山形県側から眺めた蔵王山の向こうから昇る朝日を描いており、刻々と夜が明けていく中で、北を目指す雁の群れのシルエットが浮かび上がります。麓では雪解け水の残る田んぼが陽光を照り返してきらめく様子が箔や砂子によって表現されています。
 題名の「鴻(こう)雁(がん)北(きたす)」は、気候や動植物の変化で一年を区分した暦「七(しち)十(じゆう)二(に)候(こう)」のひとつで、4月10~14日頃を指します。日本で冬を過ごした渡鳥が北へ帰る晩春の風景を描いた作品です。
寄贈者名作者(2020年度寄贈)

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