維摩

登録番号J-602
作品名(欧文)Vimalakirti
作者名下村 観山 1873-1930
大きさ(cm)129.8*50.5
制作年1918c
技法・材質絹本・彩色・軸装
解説落款の書体から1918年頃の作例と推定/観山の維摩図としては、再興第11回院展出品作「維摩黙然」(1924年、大倉集古館蔵)が知られる。本作品は院展出品作同様、人差し指と中指を伸ばすポーズをとっており「維摩経」に説かれる文殊菩薩との問答の場面を描いたものと解される。また1917年の「維摩」(所蔵不明)は渇筆で衣紋線が描かれているが、本作も類似した表現をとっている。観山の道釈人物画の作例は多く、長く伸びた眉や髭を一本ずつ胡粉で描く表現や、福耳のような耳の描写に観山画の特徴が表れている。一方でターバンを巻いた維摩図は珍しく、交流したインドのタゴールなどの影響も考えられる。

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