雨宿り
| 登録番号 | J-600 |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Sheltering from Rain |
| 作者名 | 河本 真里 1990- |
| 大きさ(cm) | 175*220 |
| 制作年 | 2016 |
| 技法・材質 | 紙本・彩色・額装 |
| 初出展覧会等 | 再興第101回院展(奨励賞、第22回天心記念茨城賞) |
| 解説 | 作者が地元の森を梅雨時に取材した作品で、植物の影で身を寄せる虫などから発想し、木の洞(ほら)に雨宿りをしているハトをイメージしたという。森の中の愛らしい一場面を印象的に想像した作者は、暗くなりがちな雨の森という題材を、ベージュを基調とした柔らかな画面の中で、ハトを際立たせることで効果的に描き出している。ベージュの色面も単調に塗られたものではなく、細密に描かれた周囲の植物を色面に溶け込ませた深みのある表現に仕上げている。形のない雨の描写に苦心したというが、画面を縦に走る色線や白色の帯、箔、画面のにじみによって、梅雨特有の空気感を巧みに醸し出している。銀箔の表現は伊勢型紙(着物等の染色に用いるもの)を使用したもので、型紙を使って画面に糊付けし、そこに箔を貼って充分に乾いたところで刷毛で払うことにより、型抜きした箔がきれいに残るという独自の表現法を編み出している。平面的かつ装飾的な日本画の画面空間の中で、自然の何気ない瞬間を温かな眼差しで捉えた作品である。 |
