月の雫

登録番号J-590
作品名(欧文)Dew of Moon
作者名松本 祐子 1957-
大きさ(cm)178*227
制作年1995
技法・材質紙本・彩色・額装
初出展覧会等'96京都美術工芸展
解説作者は風景画の中に花鳥表現を盛り込みながら、植物の生命力と四季の情感を表現している画家で、明暗のコントラストを生かした画面は、写実を基礎にしながらも夢幻的な雰囲気を漂わせている。一方で、作品題名は詩的な表現が多いが、その文学性は作者が自然を見つめる中で発見したものだろう。ネムノキは夜になると眠るかのように葉を閉じるが、「月の雫」という題名は、まるで月からの光が雫となって降り注ぐことで樹が眠りについたかのような印象を与える。また同時に、宵闇の中で咲く鶏頭が月に照らされることで浮かび上がってくる光景を連想させる。松本の作品にはロマンチックな詩情が漂っており、見る者の想像を掻き立てる。

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