「隠」~十六恥漢図シリーズ~

登録番号J-581
作品名(欧文)"Covert" from the Series of Sixteen Disgraceful Arhats
作者名田中 武 1982-
大きさ(cm)194.5*130.5
制作年2012
技法・材質高知麻紙・岩絵具,アクリル絵具,珈琲出汁,墨・額装
初出展覧会等個展「隠/暗」(日本橋髙島屋)
解説「十六恥漢図シリーズ」は仏教絵画の画題の一つで高僧を描く「十六羅漢図」になぞらえた作品で、「欲望は生きることへの執念の表れ。羅漢のような悟りの境地を描くのは難しいが、人間の欲や煩悩のあり様なら描くことができると思った」と語るように、作品には人間の持つ欲望についての寓意が込められている。女性の手は仏像と同じように印を結んでいる一方、モザイクによって隠された部分があって、その女性にとって隠しておきたい欲望を示している。「十六羅漢図」になぞらえたことはもちろん、狩野派の粉本から引用した草花を配したり、西洋的な写実表現を用いて描くなど、様々な表現をまとめ上げているが、さらに珈琲出汁を画材として利用するなど新たな技法にも挑戦している。

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