新聞
| 登録番号 | J-568 |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Newspaper |
| 作者名 | 東 韶光 1922-2014 |
| 大きさ(cm) | 167*191 |
| 制作年 | 1997 |
| 技法・材質 | 綿布・彩色,墨・額装 |
| 初出展覧会等 | 第29回日展 |
| 解説 | 作者は平成6年に居を東京から笠間市に移した後、しばらくの間体調を崩したというが、本作品は療養回復後の日展出品作である。元来、静謐さを伴う情緒豊かな女性像を得意とした画家であるが、本作品では作風を一転させ、自身の日常をモチーフにして描いている。自身を主題にした作品はこの後も継続していく(第30回日展「囲碁」、第31回「お点前」)が、本作品はその中でもモノクロームの思い切った色遣いや、大きく開かれた新聞によりステテコ姿の作者の大半が隠された奇抜な構図など、これまでにない表現を見せており、作者にとって大きな転換点を示しているといえるだろう。当時の展評でもこの色彩について「逆に新鮮な感じを与える」とし、さらに「見ていると、新聞が微かに揺れているような、生きた現実感が感じられる」(共に高山淳「東京都美術館便り」『美術の窓』1998.1)と述べており、作者の日常が実感を伴って表現されていることが評価されている。それまでの女性像に見られた様式的な硬さから解放された自由さが感じられる作品である。 |
