仏陀とアングリマーラ ―私はとどまっているのに汝は歩いていると言う―

登録番号J-559
作品名(欧文)Buddha and Angulimala
作者名畠中 光享 1947-
大きさ(cm)172.0*380.0
制作年2005
技法・材質絹本・彩色・六曲一隻屏風
初出展覧会等第10回21世紀の目展
解説アングリマーラは,多くの人を殺してその指で首飾りを作る凶悪な賊であったが,襲おうとした釈迦に逆に教化され出家した人物。副題「私はとどまっているのに汝は歩いていると言う」はその時の会話の一部であり,殺生をすることを諫めたもの。左右両端に人物を配し,さらに背景となる風景も画面の下辺に寄せるなど,金地屏風の画面中心を大きく余白とした独創的な構図を見せる。ナイフを手に釈迦を追うアングリマーラの動的な動きと,そこに佇むかのような釈迦の静的な動きとの対比,人物に対して極端な遠景表現と真っ赤な夕日からなる背景が幻想的な空間を醸し出し,この仏伝の緊迫した情景をドラマチックに表している。畠中はインド絵画の収集でも知られているが,この作品もインド絵画の構図からの影響がうかがえる。

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