天草 慈光
登録番号 | J-557 |
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作品名(欧文) | Amakusa, Mercy Light |
作者名 | 小山 硬 1934- |
大きさ(cm) | 167×340 |
制作年 | 2004 |
技法・材質 | 紙本・彩色・屏風(四曲一隻) |
初出展覧会等 | 第89回再興院展 |
解説 | 小山は漁師をモティーフにした「潮シリーズ」を描いていた時に、郷里に近い天草で、十字架を釣り糸で首に下げた漁師に出会いました。そして教会のミサに参加し、それを機に隠れ切支丹(きりしたん)を主題とする「天草シリーズ」を手がけるようになりました。本作品では、夜の入り江に赤ん坊を捨てに来た老婆と、彼等に手をさしのべる異国の神父が描かれています。キリスト教が日本に伝えられた当時、来日した宣教師たちは、貧しい農民や漁民が口減らしのために捨てる赤ん坊を救済し、洗礼を授けて育てたといいます。 |
寄贈者名 | 寺田小太郎氏(2012年度寄贈) |