立葵

登録番号J-533
作者名木村 武山 1876-1942
大きさ(cm)133.6×49.7
制作年c.1920-21
技法・材質絹本・彩色・軸装
解説大正期の木村武山は仏画や花鳥画を制作の中心としましたが、本作品は、装飾性と優れた色彩感覚をもち、朦(もう)朧(ろう)体を昇華した空気の表現を特徴とした武山の技量と魅力をよく伝えています。立葵とこれに近寄る虻(あぶ)をモチーフにした作品は他にも作例が知られています。なお、印章の半分をわざと葉の後方に隠れるようにしているのは、武山ではめずらしい機知に富んだ趣向といえます。
寄贈者名秋葉幸子氏(2009年度寄贈)

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