霞ヶ浦
| 登録番号 | J-504 |
|---|---|
| 作品名（欧文） | Lake Kasumigaura |
| 作者名 | 小川 芋銭 1868-1938 |
| 大きさ（cm） | 136.1×33 |
| 制作年 | 不詳 |
| 技法・材質 | 紙本･墨画･軸装 |
| 解説 | 芋銭が本作で描いたのは、霞ヶ浦の実景ではなく、夢の中で見た霞ヶ浦によく似た景色です。賛文に登場する騰波(とばの)淡海(おうみ)とは、かつて筑波山の西側にあった湖のこと。芋銭は霞ヶ浦を見るたびに騰波淡海に想いを馳せると記しています。騰波淡海は万葉集にも詠まれ、常陸国風土記にも記述が残る大湖でしたが、干拓などの結果、やがて水田地帯に姿を変えました。芋銭は霞ヶ浦周辺の広々として遙かな景色に、今は見ることのできない古代の情景への想いを重ねたのです。 |
| 寄贈者名 | 篠目篤氏(2008年度寄贈) |