英姿

登録番号J-50
作者名木村 武山 1876-1942
大きさ(cm)195.5×104.5
制作年1935
技法・材質絹本・彩色・軸装
初出展覧会等茨城会館開館記念美術展
解説日輪を背に、鋭い眼光を放つ神武天皇。「古事記」・「日本書紀」に登場する日本神話上の初代天皇です。古墳時代の短甲(たんこう)(古代日本で使用された鎧(よろい))と冑(かぶと)を身に着け、剣を杖に武装した姿で描かれています。歴史画は武山にとって生涯を通じての大きなテーマでしたが、とりわけ昭和10年代に武山は神武天皇像を幾つも描いています。徐々に戦争へと向かう時代の空気を反映した作例のひとつといえるかもしれません。

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