横笛

登録番号J-470
作者名永井 久晴 1875-1944
大きさ(cm)166×166
制作年不詳
技法・材質紙本・彩色・屏風(二曲一隻)
解説画題の「横笛」は、平家物語巻10に登場する女性の名です。親から結婚を反対され、ついには浮世を捨てて出家した恋人滝口入道の行方を捜す場面と思われます。花鳥画を得意とした作者らしい情緒豊かな秋草の中、色鮮やかな胡粉の白で描かれた衣を着けた横笛の存在によって、女性の孤独感が際立ちます。「久晴」の印章があることから、大正末期以降の制作と考えられます。
寄贈者名五味美里氏(2003年度寄贈)

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