アクシデンタル インタラクション

登録番号J-644
作品名(欧文)Accidental Interaction
作者名染谷 香理 1977-
大きさ(cm)175*220
制作年2023
技法・材質紙本・彩色・額装
初出展覧会等再興第108回院展(奨励賞、第29回天心記念茨城賞)
解説「意図しない相互作用」と邦訳できる本作品は、作者の海外での初個展において、現地で自分の日本画作品を紹介する際に感じた“気付き”に着想を得ている。日本絵画の伝統的技法材料を考察し、日本民俗学において用いられる「ハレ」(非日常)と「ケ」(日常)という概念を援用して制作を行う作者は、本作品でも揉み紙を用いた着物の表現、墨流しを用いた帯や髪の毛、水流に見られる二次元的表現と、写実的に描写された金魚に見られる三次元的表現を画面の中で調和させ、その中を泳ぐ女性像に自分の心情を重ねている。また、女性の周囲の金魚は現地で出会った異文化の人々を象徴しており、意図せず自分を次のステージに導いてくれる使者として描かれている。日本人である自分を見つめ直す出会いによって、日本文化や日本画を再考することになった海外での心情を表現に昇華させた本作品は、作家の転機となる作品のひとつといえる。

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