銀製彫金牡丹鉢

登録番号H-83
作品名(欧文)Silver Toreutic Pot with Peony Design
作者名介川 芳秀 1898-1975
大きさ(cm)h23*26(kei)
制作年1920-40c.
技法・材質彫金
解説銀製の蓋付き鉢であり、共箱、絹布が付属。底に「芳秀」の彫銘。箱書は表に「銀製/彫金牡丹鉢」、裏に「芳秀作 印」。『茨城工芸会五十年史』に作家代表作として掲載されている。制作年代等確認できないが、作家遺族から早い時期の作品、戦前頃(昭和初期:1920~40年代か)と思われるとの指摘がある。牡丹は花の中では最も多く手がけており得意のモチーフであったこと、蓋物は珍しく、香合はよく制作していたが、本作のような大きな置物は珍しいとの情報を得た。日本伝統工芸会理事であり、父井尾敏雄も金工作家であった井尾健二氏は、伝統工芸会(1954年~)の出品作品とは作風が違うように感じる。併行してこういったものをつくっていなかったとは断言できないが、やはりそれ以前の作ではないか。戦時中や戦後すぐは材料の入手が難しかったので昭和10年代終わりから20年代初め(1942~47年前後頃)ではなく、全体として1940年頃よりも前の制作ではないだろうかとの意見であった。介川芳秀(1898~1975)が作家として活動を始めたのは1920年前後と考えられる。遺族の意見などを総合すると1920~40頃の制作である可能性が高いと考えられる。

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