犬の唄

登録番号S-96
作者名柳原 義達 1910-2004
大きさ(cm)153×62×62
制作年1961
技法・材質ブロンズ
初出展覧会等第6回日本国際美術展
解説この作品は、柳原が戦前から制作を続けたシリーズの内の一点です。「犬の唄」という題名は、普仏戦争(1870-71)でドイツに敗れたフランス人が、表向きはドイツ人に犬のように媚びながらも、心の中では抵抗の精神を持ち続けている姿を歌った古いシャンソンから採られています。柳原は、芸術家としてのあるべき姿を確認するために、人間としての在り方を表現する「犬の唄」を制作したと考えられます。

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