若きカフカス人
登録番号 | S-73 |
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作者名 | 中原 悌二郎 1888-1921 |
大きさ(cm) | 41.5×20.5×17.5 |
制作年 | 1919 |
技法・材質 | ブロンズ |
初出展覧会等 | 第6回再興院展 |
解説 | 中原は18歳の時、白馬会洋画研究所で中村彝と出会い、終生の友となります。明治41年、彫刻家荻原守衛が帰国すると、彝とともに幾度も訪問し、彼が主張するロダンの思想を反映した“生命の芸術”に感化され、守衛の死後自ら彫刻家を目ざしました。この作品は、ロシアから来て新宿のパン屋中村屋に寄食していたニンツァーをモデルに、彝が茨城県の平磯海岸に転地療養している間の空いているアトリエで制作されました。力強い肉付けによる彫り深い顔は意志の強そうなモデルの性格をよく表しています。 |