水辺画巻
登録番号 | J-39 |
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作者名 | 小林 巣居人 1897-1978 |
大きさ(cm) | 56×1750 |
制作年 | 1954 |
技法・材質 | 絹本・彩色・額装 |
初出展覧会等 | 昭和29年第4回再興新興美術院(春季)展「水辺」 |
解説 | 高浜(石岡市)に暮らした巣居人が、霞ヶ浦とそこに生きる動植物を描いた長さ17mに及ぶ絵巻形式の作品です。場面は冬の冷気に閉ざされた湖から始まります。やがて春が訪れ、フナやドジョウがうごめき出します。夏になると白蛇やミミズクが穏やかな時を過ごし、夕刻、赤い斜陽が水面を照らし出します。続く場面では、常陸国分寺の雌(め)鐘(がね)の伝説が語られます。三(みつ)又(また)沖に沈んだ鐘が鳴り響き、その周りを雷魚や鯉が泳いでいます。そして鬼(おに)蓮(ばす)が花を咲かせる秋の場面で、作品は終わります。 |