寒巌二公
| 登録番号 | J-38 |
|---|---|
| 作者名 | 小川 芋銭 1868-1938 |
| 大きさ(cm) | 90×28.5 |
| 制作年 | 1929 |
| 技法・材質 | 絹本・淡彩・軸装 |
| 解説 | 中国・唐代の伝説的な禅僧、寒山・拾得を描いた作品です。人里離れた巌(いわ)山(やま)に過ごす寒山のもとを、拾得が訪問している様子を描いていますが、同時にそれは、悟りの境地に2人が語らいあそぶイメージを表現しているとも言えます。画讃は、寒山の詩を後にまとめた『寒山詩』からの抜き書きです。「此の世は縁に随(したが)って過ぎていく。日月は逝く川のごとく、光陰は石中の火のようだ。他が天地の移ろいに任せている時、自分は暢気にゆったりと巌中に座っている。」何にもしばられず自由に生きる詩人らしい言葉です。 |
