老子

登録番号J-396
作品名(欧文)Lao-Tzu
作者名小杉 放菴 1881-1964
大きさ(cm)45.6×51.3
制作年c.1955-64
技法・材質紙本・墨画・淡彩・軸装
解説古代中国の哲学者、思想家の老子を描いた作品です。一説には、周の国で、現在でいう図書を司る部署、守蔵室の役人をしていたといいます。国の乱れ衰える様子を憂えて職を辞し、牛に乗って函(かん)谷(こく)関(かん)を越え、西へ向かい行方が知れなくなったとのこと。隠棲を考えていたとも、哲学の道を求めてインドへ行ったとも言われます。画讃として、「天の道は、人々に利を与えるが害を与えはしない。聖人の道は、行動を起こすけれどもけして争うものではない」という老子の言葉が記されています。放菴は、本作以外にも牛に乗る老子を幾つも描いています。

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