寒山・拾得

登録番号J-381
作者名山村 耕花 1885-1942
大きさ(cm)左132.4/右132.7×49.4
制作年1917
技法・材質絹本・彩色・金泥・軸装(対幅)
初出展覧会等日本美術院同人作品展覧会
解説寒山と拾得は中国唐時代の伝説的な僧です。共に禅僧豊干(ぶかん)に師事したといわれ、有髪でボロボロの衣をまとった二人が笑ったり詩を吟じたりする姿は、禅宗絵画の画題として数多く描かれました。寒山は文殊菩薩の、拾得は普賢菩薩の化身ともいわれています。通常、寒山が経巻を開き拾得が箒(ほうき)を持つ図様が多いですが、本作品では冊子型の経典を持つ寒山と箒を持たない拾得が描かれています。

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