追い陽
| 登録番号 | P-825 |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Soft Sunbeam |
| 作者名 | 海野 光弘 1939-1979 |
| 大きさ(cm) | 50*100 |
| 制作年 | 1976 |
| 技法・材質 | 木版・紙・額装 |
| 解説 | 静岡を拠点に活動した夭折の木版画家、海野光弘の作品。木版ながら横1mの大作であり、作者の代表作のひとつ。作者は70年代に入ってから、例年、国内を旅行して各地でスケッチしており、本作品は1975年の夏に訪れた佐賀県の白石(しろいし)平野に取材したもの。前年に11点(うちタイトル作品1点)の佐賀白石平野連作があり、この連作は各26×34㎝のサイズであったが、翌年に50×100㎝のサイズで本作品を制作している。本作品の直前に制作された同サイズの「縁通し」は、スイスで受賞するなど作者の最も知られた作品と考えられるが、「追い陽」も同じく、制作が充実した時期の大作に数えられる。九州有数の穀倉地帯に広がる水田を上空から見下ろすように捉えており、緑の水田はくっきりと、陽の当たる部分と、雲の陰の部分とに色を分けて表現されている。作品名「追い陽」にもあるように、水田に囲まれた家に向かって歩く小さな人物が、水田におちる雲の陰との位置関係から、あたかも陽の光を追って進むようにみえる。 |
